大腸癌は日本において、近年男女とも
罹患数が増えており、今後も増加が予想されます。
炎症性腸疾患は近年増加傾向にあります。
以前は20歳代からの若年発症が多かったのですが高齢からの発症も増えております。
2週間以上の軟便、下痢は続くような場合には是非、ご相談ください。また便秘と下痢を繰り返し、検査では異常がみられない時には過敏性腸症候群の可能性があり、近年有効な薬剤も開発されています。排便の異常が気になることがあればご相談ください。
癌の化学療法は進歩しておりますがStageⅣで発見された大腸癌の5年生存率は16%であるのに対して便潜血検査を契機に発見された場合は98%となっています。
検診を積極的に受け、早期発見・早期治療のために大腸内視鏡検査をお勧めいたします。
当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)では、オリンパス社製の硬度可変機能付きの細径内視鏡を導入しております。 15,000例以上の大腸検査経験を生かし、苦痛の少ない検査を実施いたします。
5mm以下のポリープが見つかった場合には検査時に切除いたします。
同時切除不可の大きさの病変がみつかった場合には、適切に他院へ紹介させていただきます。
大腸をきれいにする下剤を数回に分けて合計で2リットル程度飲みます。
何度かトイレに通うと、液体のような便(水様便)になります。
食事、お茶等の飲み物、たばこ、薬等は禁止です。※常備薬を服用されている方は、事前にご相談ください。
鎮静剤、場合によっては、腸の緊張をやわらげる薬を注射しけんさを開始します。
検査は15~20分程度で終了します。ポリープを切除する場合はさらに10~15分程度かかります。
検査が終わったら、横になって少し休みます。
その後撮影した画面を見ながら検査の結果をお伝えします。
注意事項!
検査後は車の運転はお控えください。
激しい運動は避けてください。
お風呂はシャワー程度にしましょう。