はじめまして。院長の三村 純(みむら じゅん)です。
25年間住んでおります地元近くの垂水区舞多聞において2017年4月に内科クリニックを開業いたしました。
私が医師の道を志しましたのは、長田区で内科、小児科を開業していた父の影響が大きかったのですが、小学生の頃に自宅にあった子ども向けの偉人伝全集でシュバイツァーと野口英世の巻を読んで、人のために尽くすこと、研究に生涯を捧げることってカッコイイと思ったことが最初でした。
そして私が中学2年生の時に少年チャンピオンで連載が始まった「ブラックジャック」に熱中しました。もちろん、そんな医者が居るわけがないことはわかっておりましたが、作者である手塚治虫が医師であることや彼の他の著作を読み、また森鴎外や安部公房、加賀乙彦、渡辺淳一(恋愛小説は下らないので伝記小説のみ)らの小説と加藤周一の評論などから職業としての医師になりたいと考え医学部に進みました。
千葉と東京で過ごした6年間の学生時代は部活動に明け暮れて、ろくに授業も出席せずに、とても真面目な医学生とは言えませんでしたが素晴らしい友人を得ることができました。そして1987年、卒業とともに地元へ帰り神戸市立中央市民病院の内科研修医となりました。
この病院は軽症の、風邪の患者さんから、3次救急の救命救急センターも兼ねており超重症の患者さんの搬送も多く、その最前線を1〜2年目の研修医が担っていたことから初期研修の2年間では特に救急外来において非常に多くの症例を経験したことが強く印象に残りました。
2年間で消化器、循環器、呼吸器、神経、腎臓、内分泌糖尿と全ての内科をローテートして学んでから同病院の消化器内科の専攻医となりました。同科を選んだ理由は、対象となる臓器が食道〜胃〜小腸〜大腸と肝、胆、膵と最も幅広く、多くの疾患を学べることや内視鏡や超音波(エコー)血管造影等で人体をダイナミックに観察出来ること等に興味を持ったからでありました。
中央市民病院で勤務した7年間のうち約7ヶ月間は当時ありました神戸市立玉津病院で肺結核の患者さんや高齢者の方を多く受け持ち、結核のみならず他の内科疾患も合併など内科全般の経験・知識を得ることができました。
1994年神戸市と医師会によって西神中央に新たな総合病院、西神戸医療センターが開院。私はその消化器内科の創設メンバーとして赴任。
以来、2017年3月まで高度医療機関、がん専門病院のスタッフとして標準治療の最先端を提供する消化器診療に従事。また実習に来る近隣の医学生と、研修医、専攻医ら若手医師の教育に従事してまいりました。そしてこれまでに2万件以上の内視鏡検査、エコー検査を行い血管造影も1万件近く行ってきました。
このような経過のなか近年、医師としての人生を地元の人々とともに過ごし地域医療に貢献したいという思いが強くなり、当地で内科クリニック開業を決意いたしました。今年、2017年は私が医師になり丁度30年の節目にも当たります。
この30年間で得た経験と知識を、日常診療を通じ地元の皆様に還元したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
内視鏡システム |
上部内視鏡(胃カメラ) 下部内視鏡(大腸カメラ) |
心電計 |
心臓の働きを調べるための 心電図検査を行います |
超音波診断装置 |
超音波で臓器の状態を表示し、検査を行う装置。 |
CRP装置 |
炎症反応を測定する機器です。 炎症の早期診断、病気の重症度などの判定を行います。 |
内視鏡洗浄機 |
薬剤を使用せずオゾン水のみで内視鏡を洗浄する機器です。 |
血球計数機 |
血液中に含まれる赤血球,白血球,血小板などの成分を分類計数する検査機器。 血算18項目を測定、即時の結果で診断できます。 |