垂水区-みむら内科クリニック 院長ブログ 人生はねぇ欺しあいの連続ですよ〜

内科・消化器内科 みむら内科クリニック
町医日碌(院長ブログ)

「町医日碌」と題して町医者の日記を随時掲載しております。

46

人生はねぇ欺しあいの連続ですよ〜

 実はわたし、中学高校時代に一人も友達がいませんでした。友達がいないくらいですから彼女もいるはずもなく、実に暗い、わたしのこれまでの人生の暗黒時代でございまして当時の記憶は全て消し去りたいと思っておるのです。
以前に新聞で「兵庫県は生徒数の減少で県立高校の統廃合を検討」という記事をみた時は在籍した高校がその中に入ってなかったことでがっかりしたくらいでした。

男子学生の後ろ姿イラスト

 

そんな最低の高校時代でしたが3年生の時の英語の担当にQ先生という人がおりまして、この人のことは今でもよく覚えているのです。
ある日の授業で某大学の入試問題を解く時間があったのですが、先生曰く「こんな問題はセンスが最悪や、こんな下らない問題は出来なくてええ」と。ところが期末試験では、あろうことかその問題がそのままでておりました。
みんな唖然としているところにQ先生がやってきました。
誰かが「先生、話が違うじゃないですか」と叫びましたら冒頭の言葉「人生はねぇ欺しあいの連続ですよ〜、がははは」と。
確かに教師が生徒をはめておいて堂々と開き直るとは、そんなに世間とは厳しいもんかいな、と思いました。
この言葉を忘れ(られ)なかったお蔭か、これまでわたしは明らかな詐欺話に引っかかったことはなく、ある意味で薫陶を受けたのかもしれません。
Q先生は他にも毒舌が得意というか普通の人で受験前の保護者面談の続いた日には「俺のクラスに東京の○○大学を受験するので、ホテル予約したという親がいた。あほか〜すぐに宿なんか取り消せ。お前の息子は××大学も入られへんやないか○○大学に通るわけない、と言うたった。あないなったら親がバカならガキはアホ」と。何処かの国の内閣総理大臣とクビになった首相秘書官にも相応しいお話がありました。

 

あれから40年以上がたち当時50歳代だった(と思う)Q先生も鬼籍に入られたかもしれませんが、全くなにもいいことがなかったわたしの高校生活の中でましな思い出となっておりまして、タイトルの言葉は座右の銘ではありませんが株やマンションの投資話があったら必ず思い出す、忘れられない言葉となっているのです。

 

著者:みむら内科クリニック 院長 三村 純(みむら じゅん)

みむら内科クリニック
診療時間
お問合せTEL:078-784-6011
fax:078-784-6012

〒655-0051

神戸市垂水区舞多聞西5丁目1-3

ノアすこやかプラザ舞多聞クリニックモール101

みむら内科クリニックマップ
最寄のバス停
『学園南公園前 』下車 徒歩約3分【161系統】
『多聞台』下車 徒歩約10分【54系統】
『舞多聞口』下車 徒歩約10分【50・53・121・171系統】