垂水区-みむら内科クリニック 院長ブログ 北インドの高級料理「ラジャ」

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町医日碌(院長ブログ)

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北インドの高級料理「ラジャ」

 神戸元町にあります中華街、南京町の西の出口を少し南に下がったところでビルの地下1階にそのお店はあります。
インドの北西の大都市ムンバイの五つ星ホテルで料理長を務めて来日した先代のオーナーが1984年に開店した本場のインド料理を味わえるレストランです。
先代は亡くなられ今は息子さんが二代目になっていますが、わたしは研修医の頃からもう30年近く通っておりまして味は少しも変わっておらず安心して行けるお店です。

 

一般的にインド料理と言えばやたら辛いイメージを持つ人もいますがこのお店は辛い味が苦手な人でも美味しくいただけます。
長く通い続けるうちにたいていのメニューは試しておりますが、わたしのお勧めコースは、まずチキンサモサ、インド風揚げ餃子でして、とりそぼろ(のようなミンチ)とグリーンピースがパイ生地(のようなもの)でつつまれてからっと揚げてあります。なんとも不思議な食感ですが一気に食べてしまいます。
これでスタートして、次にベジタブルパコラ、これはジャガイモとカリフラワーのインド風天ぷらでして、え、カリフラワーてこんなに美味しかったの、と驚くこと必至。
今は夏ですが寒い寒い冬の日にはパコラの代わりに、二種類ある熱いスープをここでいただくと身体の底から暖まります。

 

そして本場の巨大なタンドール(窯)を使って、かっぷくのいい、これも本場の職人が炭火で焼いたタンドーリチキンとシシカバブに進みます。インド料理の定番ですがこちらのチキンは24時間ヨーグルトに漬け込んでからじっくり焼き上げてあり、めっちゃジューシーでありながら炭のにおいがほのかに漂い深い味わいを楽しめます、シシカバブは羊肉にタマネギやピーマンが実に上手く埋め込んでありまして歯ごたえもよくいただけます。
以上のお料理、それぞれそのままでも十分に美味しいのですが、このお店の特徴でもある二つの自家製薬味をつけることでさらに美味しくなるのです。

 

まずピクルスを唐辛子と酢で漬け込んだ「アチャール」やや辛いのですが辛さを忘れる風味でつけ過ぎてしまいます。
「チャツネ」はインド料理のソースでこのお店では酸味というか柑橘系のようなサッパリした味です。
どちらも薬味というより料理の一部と言うべき存在で、これが無料でついてくるのが嬉しくなります。わたしはアチャールが大好きで食べ尽くすこともしばしばあるのです。

そして困ったことに今までのお料理が全て生ビールにぴったり合うのでわたしのようなビール党はついつい飲み過ぎてしまいます。

 

さて、インド料理といえばナンも外せませんが、こちらでは通な人以外はみたこともないたくさんの種類のナンが味わえまして、その中でタマネギとピーマンの入ったオニオンクルチャと、ポテトとグリーンピースが入ったマサラクルチャがわたしのお勧めです。どちらもたくさんの具とナンの絶妙のハーモニーが楽しめます。
そしてインド料理の締めはやはりカレーですが、これまた驚くほどたくさんありまして18種類もあり、迷ってしまいますがインドのチーズをほうれん草のソースで合わせたサグパニールをこれもまた6種類ものライスの中からベジタブルビリヤニ(インド風野菜焼き飯)にかけて食べるとお腹もいっぱい、大満足です。
カレーとライスの組み合わせは108通りにもなるので飽きることもありません。
そして最後の最後にマサラチャイ(紅茶)とクルフィ(とても香ばしいアイスクリーム)をいただくと完璧です。

 

インド料理の美味しさ、奥深さを味わえるとても楽しいレストランですが3~4人で行くと少しずつたくさんのお料理を味わうことができます。1〜2人で初めて行くときは「ラジャミックス」というセットがいろいろ味わえてリーズナブルな価格です。
たくさん頼んで、もしも食べきれなくもお持ち帰りOKなので安心です。
これを書きながら、アチャールの味が恋しくなってきました。近々行くことになりそうです。

http://www.raja-kobe.com

 

 

著者:みむら内科クリニック 院長 三村 純(みむら じゅん)

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