垂水区-みむら内科クリニック 院長ブログ 大文豪も通う街のイタリアン

内科・消化器内科 みむら内科クリニック
町医日碌(院長ブログ)

「町医日碌」と題して町医者の日記を随時掲載しております。

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大文豪も通う街のイタリアン

 大文豪も通う街のイタリアン

 新年あけましておめでとうございます。
昨年はコロナに始まりコロナに終わってしまいこの2021年も政府の無策によって首都圏に続き関西もまもなく非常事態宣言が出されそうな情勢で始まりましたがこの拙いブログをお読みくださる皆様には幸多き1年になりますように心からお祈りいたします。

 

 わたしは中学1年生の頃に星新一のSF小説、ショートショートにはまり、当時出ていた彼の文庫本を殆ど読破しました。
今から思えばSFというジャンルがようやく認知されつつある時代だったように思います。そして3年生になったある日、兄が読んでいた文庫本を何気なく手に取ったところ題名は「我が良きウルフ」著者は筒井康隆となっていました。
そこには星新一とは違うSF小説の世界が広がっており、以来わたしは50年近く彼の虜となっていますが抱腹絶倒のスプラスティックコメディーから言語実験的な小説と、今日に至るまでの超人的な創作活動には驚嘆するしかありません。また伝説の月刊誌「噂の真相」にコラム(笑犬樓よりの眺望〜狂犬樓の逆襲)を長く連載され、かの断筆宣言もここで発表されたのですが、わたしは毎月雑誌購入後にいつも真っ先に読んでおりました。小説ではないこのコラムからも多く学んだことがありました。
ビートルズと筒井康隆がわたしの物の見方、考え方におおきな影響を与えてくれたと考えており、現在の日本を代表する大文豪と尊敬しているのです。

 

 さて、そんな氏がよく訪れるレストランが神戸市垂水区にある「テアトロクチーナ」というお店です。氏のブログ「偽文士日碌」で度々紹介されていましたが昨年からわたしも通うようになりました。
店名はイタリア語で「料理劇場」を現すようで、本格的なイタリアンが低価格で味わえます。と申しましてもわたしはイタリアンレストランの経験があまりなくフレンチとの違いもよくわからない輩ですが、こちらではひとつひとつの素材を厳選しソースで絶妙に味付けされて出てきます。
コースディナーは、お楽しみ一品、前菜、パスタ、お魚、お肉、デザート、コーヒーと充実しておりまして全てが丁寧に調理され、一流ホテルの高級レストランと変わらぬ味がその半分以下のお値段で堪能できるのです。お店はテーブル席が2つとカウンターのみと街のイタリアンに相応しくほどよくこぢんまりとしてとても居心地が良い空間です。
イケメンのシェフが1人で調理され、笑顔の素敵な奥様がフロアを担当、ご夫婦で切り盛りされています。
いい按配でお料理が供され、ビールとワインも頼んだらお腹がいっぱいになって幸せな気分で帰れます。
今では毎月変わるコースメニューが楽しみになっているわたしです。

筒井康隆氏とのツーショット写真

 

で、いつかお店でかの大文豪に会えたら、と思っておりましたところ昨年12月ついにその機会がやってまいりまして、同じ空間の至近距離にあの筒井康隆先生が座っていたのです。
心の中でわたしは舞い上がってしまっていましたが、お帰りの時に厚かましくも写真をお願いしましたら実に気さくに応じてくださいました。
大学3年の時に当時巨人の助監督をしていた王貞治さんにサインをもらって以来の興奮でなかなか寝付けぬ夜になりました。

 

テアトロクチーナ(食べログ) >>>
テアトロクチーナfacebook >>>

 

著者:みむら内科クリニック 院長 三村 純(みむら じゅん)

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