垂水区-みむら内科クリニック 院長ブログ 内視鏡検査が3000件を超えました

内科・消化器内科 みむら内科クリニック
町医日碌(院長ブログ)

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内視鏡検査が3000件を超えました

 2017年4月に垂水区舞多聞の地にみむら内科クリニックを開業しまして以来、約3年半の期間で内視鏡検査が3000件を超えました。内訳は上部内視鏡検査(胃カメラ)が2122件、下部内視鏡検査(大腸カメラ)が1013件(9月14日現在)です。

 

 開業当初は増えても上下部とも1日に1件くらいの検査件数と考えておりましたが希望される方が増えてまいりまして現在は原則として上部(毎日)を3件、下部(週4日)は2件の1日4~5件の検査を行っており累計で3000件を超えるに至りました。

ご来院いただきました全ての方とわたしのクリニックで勤務する(以前勤務されていた)全てのスタッフに感謝しますとともに検査結果についてご報告いたします。

 

みむら内科院長ブログ 経鼻内視鏡を行っているイラスト

 上部内視鏡検査では昨年4月から経鼻内視鏡を導入し、現在は大半の方に使用しております。以前に口からの内視鏡検査を受けたことのある方には大変楽になったとご好評をいただいております。あわせて希望される方には鎮静剤を使用し、ほぼ眠った状態での検査も行っております。その検査結果ですが、早期癌、進行癌をあわせて20例の胃癌がみられました。これらの方には進行度に応じた治療目的に病院(後述)へ紹介いたしました。

また320例でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染を確認し、全例に除菌治療を行いました。成功率は90%以上で患者さんたちが将来胃癌や他の疾患になるリスクを低減できたと思われます。

 

 下部内視鏡検査において当クリニックでは鎮静剤は使用しておりません。理由として上部の検査と異なり下部では検査時間が場合によっては15分~30分以上になることがあり鎮静剤による偶発症(呼吸抑制、不整脈等)の可能性が高くなることがあります。そこで当クリニックでは以上をご説明し鎮静剤を使用せずにできるだけ痛みのない丁寧な検査をこころがけて行ってまいりましたがこれまでのところ痛みのために検査を中止した方は1014例のうち3例の方のみでしたのでほぼ許容いただいていると思います。検査結果ですが大腸進行癌が10例みられました。

また早期癌(高度異型)14例を含め内視鏡手術が必要なポリープ53例を病院に紹介し、当クリニックで切除可能なポリープを162例で検査中に切除いたしました。

 

連携病院のイメージイラスト

 胃癌、大腸癌の治療には患者さんと相談のうえ、神戸市立西神戸医療センター消化器内科、同外科、佐野病院消化器センター、神戸市立医療センター中央市民病院消化器内科、同外科、兵庫県立がんセンター消化器内科、神戸大学医学部附属病院消化器内科等へ紹介させていただきました。

 

 以上、開院以来の内視鏡検査につきましてご報告いたします。当然のことではございますが検査や鎮静剤に伴う偶発症は3000件を超えるなかで1例もありませんでしたので今後も安全、安心な内視鏡検査を心がけてまいりたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

著者:みむら内科クリニック 院長 三村 純(みむら じゅん)

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